身体美学ブログFhysical Aesthetics

iPhone10年

二十年前アップルは危機に瀕していた。
そこにジョブズが復帰してきた。
だが同社の復活を予見したメディアは稀有。

同社はジョブズの大改革で短期間で大変身。
自分の不在時に傷んだリンゴを蘇らせた。
だが同社の変身を認識したメディアは稀有。
つまりジョブズの実力を認識できなかった。

iPodも当初はほとんど注目されず。
ヒットに気づいて国産メーカーも追随。
ソニー等がシェアを奪うと予想された。
だがiPodの独走を崩せなかった。

iPhoneも成功を予見したメディアは稀有。
あんなものは日本では受けないと。
低迷の報道が流れるとそら見たことかと。

当時のauの社長は報道信じて言った。
「iPhoneの失速は想定内」。
当時auは大手の中で一人負けしていた。
自社の失速も予見できないのに。

しかしiPhoneは成功し、世界を変えた。
だがメディアは変わってない。
これからも外れた報道垂れ流すだろう。

2017年予想?

年明けて今年の展望、予想がメディアに氾濫。
専門家、有識者と言われる人々から。
参考になるものが果たしてどれほどあるのか。
個人的にはせいぜい1〜2割と考えている。

雑誌記事は多くが見ない方がまし。
買う金も、読む時間ももったいない。
雑誌の部数の減少が止まらないが当然と思う。

米国では大統領選で大手メディアが総崩れ。
大手の記事があてにならないことを証明した。
ミスを認めて謝罪していたが。
それも当然のことであり、評価に値しない。

彼らが無能というより予想が難しくなっている。
(無能の可能性も多分にあるが。)
世界はますます混迷が深まる。これは確実だ。

だからマスコミ情報はますますあてにならない。
鵜呑みにするくらいなら知らない方がまし。
情報がかえって人を無知にする。
その対応に知性が表れる。

解説者池上彰氏

最近はあらゆる問題を解説する。
元々はNHKのキャスター、ジャーナリスト。
NHK時代から話が軽妙で、ダジャレが得意。

今はその話術を生かして諸問題の解説者。
現代の語り部のように縦横無尽の活躍。
大きな出来事あると氏の特番が組まれる。
年末の今は連日、各局を跨いで特番続き。

解説は非常に分かりやすい?。
だから視聴率も稼げる。
だから引っ張りだこになる。

だが理解した気になるのは錯覚だ。
断片的な知識をえたに過ぎない。
そもそもテレビ番組にそんな力はない。

池上氏の解説はほとんど初歩の初歩。
テレビは深層、真相を伝えるメディアではない。
見ただけで終わればほとんど忘れるだろう。
知る努力をしないならむしろ忘れた方がいい。
知った気になる方がはるかに怖いからだ。

アップルは鏡

マスコミのアップル報道の定型化進む?。
大手メディアが軒並み間違いだらけ。
iPhoneの日本発売初年は、販売失速不振と報道。
日本では受けないと予想したメディアは得意げに。
つまり成功をまったく予見できなかった。

その不明ぶりは今も変わらない。
iPhone7に対する報道でも顕著。
NHK他多くが同じ論調。
不振が続き、唯一好調の日本市場重視したと。

不振の根拠は販売の減少が続いていること。
だが不振という表現は明らかに間違い。
依然として巨大な利益を出しているからだ。
世界有数の黒字企業が不振とは?!。
そもそも成長が永続する企業などありえない。

さらに日本もシェアが高いだけ。
市場は飽和状態にあり、完全に頭打ち。
一方日本より成長率高い国もある。

もう一つのパターンは新味がない!。
毎回くり返される新味がない批評だ。
革新は必ず成熟サイクルに移行する。
革新が永続することなどありえない。

間違いだらけはすべてマスコミ自身の問題。
アップルはマスコミを映す鏡でもある。
しかし自覚しているとは思えない。
自覚しない限り劣化は止まらない?。